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Empty old City

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物語的な語り口、幻想的なメロディ、そして密度の高いエレクトロクロスオーバーのサウンドスケープで知られる2人組音楽ユニット。

目次

概要

Empty old City は、コンポーザー兼プロデューサーの Neuron(ニューロン)とボーカリストの kahoca(カホカ)からなる2人組音楽ユニットである。2021年に1st Single「Urban Cruise」でデビュー以来、物語的な語り口、幻想的なボーカル、そして密度の高いエレクトロクロスオーバーサウンドで独自の存在感を確立してきた。

旧・ANARCHIC RECORD のエコシステムに所属し(2026年9月の THINKR スタジオ再編に伴い KYOKAI STUDIO へ移籍)、バーチャルおよびインターネット音楽シーンにおいて独自のポジションを築いている。作品は映画的な世界構築を重視し、憂鬱な感情と激しさが交差するサウンドスケープの中に、示唆に富む歌詞を織り込み、繰り返し聴くほど深みが増す音楽体験を提供している。

役割と創作上の位置づけ

ユニットの創作の核は、Neuron の精密なプロダクションと kahoca の表現力豊かなボーカルの補完関係にある。Neuron の楽曲はエレクトロニックからオーケストラルまで幅広い音響パレットを駆使し、内省的な静けさと爆発的な高揚のあいだを往復するサウンドスケープを構築する。kahoca の歌声は物語の軸となり、脆さと反抗のバランスを保ちながら聴き手を物語世界へと誘う。

このアプローチはリスナーに強く響いており、特に完成度の高いプロダクションと感情的な語りが融合したシングル群が高い評価を得ている。MV ではそのナラティブが視覚的にも拡張され、ユニットの芸術的アイデンティティをさらに強固なものにしている。

企画の位置づけと音楽世界観

Empty old City は ANARCHIC RECORD 所属の都市型音楽ユニットで、作曲家 Neuron とボーカル kahoca の二人によって構成される。2020 年 10 月 31 日に結成し、2021 年 1 月 20 日に 1st Single《アーバンクルーズ》で正式デビューした。

項目内容
構成Neuron(作曲 / 作詞 / 編曲) + kahoca(ボーカル / 英語訳詞)
所属ANARCHIC RECORD
結成 / デビュー2020-10-31 / 2021-01-20
音楽的基盤ドラムンベース、トラップ、シンセウェーブなどのダンス・ミュージックを軸に、オーケストラ、ジャズ、民族音楽を融合
題材の指向文明崩壊後の社会、自然環境とテクノロジーが溶け合う世界、幻想的なユートピアとディストピアの物語、そしてその中に身を置く個人の孤独と自由
ビジュアル体系イラストレーション形象で活動し、現段階では顔出し出演を行わない。歴代のアートワークは LOWRISE、紺屋鴉江、ネア ら複数のイラストレーターが手がけ、冷たく淡い青のトーンを基調とする

「作品第一」の方針

ユニットは Neuron が掲げる「作品第一」の原則を貫いている。

  1. メンバーの個人的な背景を公開しない。
  2. 顔出し出演を行わない。
  3. SNS は最低限の運用にとどめ、表現を作品そのものに集中させる。

物語と声音の分業:Neuron は物語のように展開する楽曲、幻想的で美しい旋律、濃密な電子音響を描き、kahoca は「語り手」としての歌声でそれらの物語を聴き手に届ける。この「作曲者が世界を書き、歌い手が世界を語る」という分業こそ、Empty old City が一般的なデュオと一線を画す核心的な特徴である。

メンバー構成と役割分担

Neuron

Neuron(ニューロン)はユニットの作曲家であり音楽プロデューサーで、楽曲の作詞・作曲・編曲をすべて手がけ、kahoca の歌唱指導も担当する。

  • 結成の理念:アーティスト自身のキャラクター性に縛られず、頭の中の構想を「解像度を落とさずに」音楽として出力すること——kahoca を自身の知る歌い手の中で最も衝撃的な歌声の持ち主と考え、声をかけた。
  • 外部への楽曲提供:
対象曲目
花譜《アポカリプスより》《ホワイトブーケ》《黄金の木》
明透(ASU)《illumina》
Albemuth《Replica》
  • 個人名義での活動:個人名義でボカコレなどに参加し、《地球最後のブルーチーズ (feat. 裏命)》《破綻するシャドウ ft. 星界》などの作品を発表している。

kahoca

kahoca(カホカ)はユニットのボーカルであり、空気のようで澄み渡る歌声で Neuron が描いた物語と世界観を聴き手に伝える「語り手」の役割を担う。さらにユニット作品の English Ver. における英訳を自ら手がける(《Chronicle A (English Ver.)》以降、慣例となった)。

  • 他企画への参加:個人名義で KAMITSUBAKI STUDIO とゲームクリエイター Kazuhide Oka が共同で立ち上げたゲーム×音楽企画 ANMC に参加し、ゲーム《ムーンレスムーン》のオープニング曲《アウトライン・シーサイド》(harha との共作)を歌唱した。

分業の相補性:Neuron は外部供曲において他者のキャラクター形象(花譜、明透、Albemuth)に寄り添う一方、ユニット内部では完全に自身の世界観を出発点とする。kahoca は「ユニット作品」と「ANMC などの他企画」の間を双方向に移動する——二人の外部での活動は、ともに Empty old City の創作半径を広げている。

活動の歩みと神椿への加盟

時期出来事
2020-10-31ユニット結成。企画は Neuron がかねて構想していた音楽ユニット案に端を発し、kahoca は《アーバンクルーズ》のデモを聴いたその場で参加を快諾した
2021-01-201st Single《アーバンクルーズ》を発表して正式デビュー。以後はインターネットを主な拠点としてシングル作品を発表し続ける
2024-01-24《Chronicle A (English Ver.)》を発表。以後、主要シングルに English Ver. を同時展開することが次第に慣例となる
2024-03-26神椿番組《花達と椿と君。》にて KAMITSUBAKI STUDIO への加盟を発表し、同社のレーベル ANARCHIC RECORD に所属する
2024-04-03神椿加盟後初のシングル《Buffer》を発表

English Ver. という慣例の意味:2024 年以降、ユニットの主要シングルはすべて kahoca 自身が英訳を仕上げて English Ver. を歌唱している。この取り組みは単なるバージョン追加ではなく、「語り手」の職能を言語をまたぐ叙述へと拡張するものであり、聴き手の層もそれによって海外へ大きく広がった。

アルバム、ライブ、越境コラボレーションの記録

アルバムとコンセプト EP

発売日種別タイトル
2025-03-121st Full AlbumBlood in the Void
2025-10-15コンセプト EPFrom Noir into Clair(4 曲で一つの完結した物語を綴る)
2026-04-222nd Full AlbumStrings in Owl(《Daisy Crown》《Pulse in Flora》および水槽との初の feat. 曲《Offline Saga feat. 水槽》など 10 曲を収録)

ゲーム・クロスメディア合作

時期内容
2025-02-22《鳴潮》の新キャラクターフィービーの公式キャラクターソング《Daisy Crown》を発表。ユニット初のゲーム合作曲であり、日本語・英語・中国語・韓国語の 4 言語版を同時にリリースした
2025-09-06HoYoFair との共同企画で《ゼンレスゾーンゼロ》の新キャラクターシードのイメージソング《Pulse in Flora》を発表。全編英語詞の楽曲である
2025-06-25初の feat. 合作曲《Offline Saga (feat. 水槽)》を発表

ライブ公演

時期公演
2025-03-29渋谷 WWW にて初の単独公演「Empty old City 1st ONE-MAN LIVE『Blood in the Void』」を開催
2025-10-19渋谷 WOMB LIVE にて結成 5 周年記念公演「Empty old City 5th Anniversary Live “Quintennial: recall”」を開催。ゲストの Such と はしメロ が出演し、計 15 曲を披露、公演内で 2nd 単独公演の開催を発表した
2025-11-02Kanadevia Hall で開催された神椿全員合同公演「KAMITSUBAKI FES ‘25 OUR ONE-DAY WAR」(KAMITSUBAKI WARS 2025 神椿後楽園戦線 DAY-1)に出演;kahoca は ANMC 名義でも登壇した。
2026-05-08Spotify O-EAST にてユニット史上最大規模の単独公演「Empty old City 2nd ONE-MAN LIVE」を開催

華語圏での可視性:ユニットは《鳴潮》の公式キャラクターソング《Daisy Crown》と《ゼンレスゾーンゼロ》のキャラクターイメージソング《Pulse in Flora》を歌唱しており、この 2 曲のゲーム合作曲によって、華語圏のプレイヤー層において一般的な神椿系クリエイターをはるかに超える知名度を得ている。

活動歴

  • 2021 年:1st Single「Urban Cruise」でデビュー。

  • 2024年1月:11th Single「Chronicle A」をリリース。YouTube での再生回数が 1200 万回を突破し、ブレイクヒットとなる。

  • 2025年9月11日:コンセプト EP『From Noir into Clair』をリリース。

  • 2025年10月19日:Spotify O-EAST にて 5th Anniversary Live「Quintennial: recall」を開催。

  • 2026年4月22日:2nd Album『Strings in Owl』をリリース。

  • 2026年6月2日:2nd ONE-MAN LIVE の開催を発表。

  • 2026年9月:THINKRのスタジオ再編に伴い、KYOKAI STUDIO へ移籍(旧・KAMITSUBAKI STUDIO 体系)。

代表作品

アルバムとEPの一覧を開く

アルバム / EP

リリース日種別タイトル
2021-10-20AlbumPara-Scope
2025-03-12AlbumBlood in the Void
2025-10-15EPFrom Noir into Clair
2026-04-22AlbumStrings in Owl
シングル一覧を開く

シングル

リリース日タイトル
2021-01-19アーバンクルーズ
2021-05-19Rhapsody
2022-02-08Area G
2022-03-22Villain
2022-05-17カミツレと愛のブーケ
2022-05-30青揺れるフィリア (feat. Dazbee)
2022-08-02トワイライト・セレナーデ
2022-11-08Enigma
2023-01-31ミレニアの水槽
2023-03-28Gemini
2023-07-04羊飼いの号令
2023-10-24Chronicle A
2024-01-23Chronicle A (English Ver.)
2024-01-23Offline Saga (feat. 水槽)
2024-04-02Buffer
2024-05-14Buffer (English Ver.)
2024-07-02ゴースト警告を唄う
2024-07-30ゴースト警告を唄う (English Ver.)
2024-10-22Astronomy
2024-12-03Astronomy (English Ver.)
2025-02-04Death Designer
2025-02-18Death Designer (English Ver.)
2025-02-21Daisy Crown
2025-09-05Pulse in Flora
2026-03-12From Noir (English Ver.)
2026-03-31Vivop
2026-06-30Looma (English Ver.)

関連企画 / 関連設定

Empty old City の作品群は、個々のシングルやコンセプトリリースが全体の物語に接続される拡張的なナラティブテープストリーを形成している。ANARCHIC RECORD への所属は、アーティストとしての独立性と創造的な実験を支援するエコシステムの中で、音楽・映像・世界構築を融合させた野心的なマルチメディアプロジェクトを展開する土台となっている。

参考資料

外部リンク

KAMITSUBAKI WIKI

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